忍者ブログ

幸福雑音

女性向け二次創作サイト。 イベント参加情報もここに載せています。 オフは忍たま、オンでは青エク中心。

[231]  [230]  [229]  [228]  [227]  [226]  [224]  [223]  [222]  [221]  [220

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


☆ss「super scription of date」前編 燐雪(志摩雪、雪しえ表現あり)

秘境異次元な不条理ネタで始まります。若干注意してお読みください



「姦淫することがそんなにあかんこと、なんかなあ? 先生。」
「良くないこととは言わないよ。ただそればかりに気を取られる姿が醜いから、僕個人の意見を言うなら自重するべきだとは思う。」
 志摩に取り上げていたエロ本を手渡しながら雪男は眉をしかめている。
「ほんでも。なんか嫌なことがあった時なんか手っ取り早いんやけどな。発散するのに。」
 雪男は背中を向けている。志摩は無視を決め込もうとする雪男にさらに問いかける。
「先生もいろいろあるんやないの? 嫌なこと。」
「気を取られてる暇はないよ。」
 志摩は肩を竦めた。指導する教師の物言いとは、なんだか違うように感じる。大人のイメージするような健全な学生になるよう説得されている気がしない。
 志摩は腕組をしながら手探り感溢れる結論を口にした。
「ああ。分かった。要は節操さえ守ればええ言うことやろ? 授業中に余計なこと考えるなとか、塾内で問題になるような人間関係はやめとけとかいうことやろ。そういうことですよね? せんせ。」
「概ねそういうことです。それに底触しないのなら、僕は君の性欲をどうのこうの言う権限はありませんから。」
 志摩はにやっと笑う。
「え? なんかおもろいこと聞こえたわ。性欲やて?」
 雪男は振り向いて志摩のほうに一歩踏み込んだ。
 性欲とか、普段は雪男の口から絶対に聞けないような言葉を聞けて志摩はにやにや笑いが止まらなくなっていた。
志摩とその手の話をこっそりとしている時に、興味津々になりがらも恥らう燐も可愛いが、顔色一つ変えず性欲と口にする雪男にもそそられてしまう。
「授業も終わってることやし、先生も先生ちゅーことを忘れて俺とエロ話せえへん? 折角同級生同士やし、そうですよね。若先生。」
「そう思うなら、そのわざとらしい取ってつけたような敬語はやめてくれないかな?」
 冗談とも本気ともつかない誘い方だと志摩自身も思った。取り上げられたエロ本にしたって、カバンの中にテキストと一緒に入れていたのを、ちょうど横を通った雪男に見咎められて取り上げられてしまった。
別に授業中に堂々と開いていたわけじゃない。なけなしの皮肉で先生のお兄さんに貸してやるつもりだったと小声で言ったときに、なんともいえない羞恥の表情を浮かべたあと、まるで敵視するような視線を向けられた。
あれは潔癖な雪男が浮かべる表情としては相応しかったと思う。それとは反対の今のように平然と性欲と言い切ってしまうところにも、ぞくぞくするような震えが走るのは何故だろうか。
「エロ話ねえ……」
 雪男は志摩が座っている机に長い足を見せ付けるように腰掛けて、志摩を見下すように見下ろしている。長い足を蓮っ葉に組んで溜息をついた。
「君は普段の僕の教師面がよっぽど気に障るみたいだね。」
「いやぁ。誤解されるようなこと言って、すみません。僕は別に先生に悪意を持っとるわけやあらへんけど。先生みたいな御仁、滅多に御目にかかれへんやろ。普通の男子高生の一般人やったらなあ。しかも同い年やから、ちょっと欲が出てもうたんです。そのきっちり着込んだ服の下、どんなこと考えとんかな? って。」
 雪男は鼻で笑うように志摩を嘲笑う。その笑いさえもえげつないくらいに品のある笑みだった。
「先生やったら、脱いでもエロやのうて芸術になるんやろうな。じっくり鑑賞したいわあ。」
 コートを着ているシルエットからして綺麗だった。それが志摩の率直な感想だった。
「黒子標本みたいな?」
 雪男はわざと的外れな形容を選んだようだ。
「数えてみるんも面白そうやな。」
 志摩はそれを否定せずに雪男のきっちりと詰まった襟元の隙間に目をやる。
「君から見て左側、襟で隠れたところの首筋にひとつ。あとは鎖骨から下に集中してますね。」
 ほおと志摩は声に出しながら襟の隙間を覗き込む。しかしそれ以上は襟を指で引っ張らないと見えないらしく、志摩は好奇心にまかせて指を伸ばした。
 ここは何の変哲もない夕暮れの教室だった。窓のない祓魔塾では夕暮れもくそもないのだが、放課後から塾は始まるので、否応無く塾の中で過ごすのは夕暮れ時から夜にかけての時間だと決まっている。そしてその中に漂う空気も昼間の埃っぽさが少し落ち着いて湿っぽく感じるようだった。一方からの光が照らして作る影もトーンが薄くなっていた。窓のない蛍光灯だよりの灯りでも、志摩はそういうふうに感じていた。
 志摩は今時の若い男の典型で昼間よりはこんな時間帯のほうが却って高揚している。彼をそうさせるのは高揚感というよりは開放感なのかもしれない。浮かれた脳が軽口を叩き続けている。いつのまにか雪男のコートやシャツのボタンが外されていた。
「ほんまや。あったわ首に。」
 指で突かれてそのあといつも鏡で確認していたその場所を撫でられた。雪男は怪訝そうな顔をしながら思わず身体を少し逸らした。二番目まで外されていたボタンがもう一つ外されると同時に背中が志摩の手で支えられた。
「そんなとこで身体逸らしてもうたら危ないやろ。」
 志摩は今の積極的な自分の行動につられるように、椅子から腰を浮かせて雪男を見据えていた。雪男は自分が座っていた場所を省みる。背もたれもない机ではさっきの反射的な動きは、志摩が言ったように危ないようだ。
「せんせ。俺によっかかってええよ。」
 雪男は黙ってわずかに志摩にもたれかかる。志摩の首に手を回した。雪男に抱えられるような形にも見える志摩は、ほっとしたように口から息を吐いた。
「どうしたんですか志摩君? 僕に突っかかってた癖に、実は緊張していたんですか?」
「え。いや……。」
 歯切れが悪い。雪男はくすくすと笑って自分の胸元を志摩の顔に押し付ける。
「女の子好きな君には物足りないでしょうけど。」
「いや。そんなことない。先生はあまり男臭くあらへんし、肌も綺麗やし、黒子は……エロいし。」
 雪男が志摩にわざと晒した隙に入り込むかどうか、志摩は躊躇していたのだろうが、元から堪え性のない男は温い考えに従って踏み込んだ。
「駄目ですね。僕は標本なんでしょう? そんな目で見ないで、よく観察したらどうですか。」
「標本ネタ。まだ有効なことになっとるんですね。」
 志摩の手は雪男の四番目のボタンに触れていた。これを外せば胸元は完全に露になる。それはまるで、やっと雪男が心を開いてくれたことを、目に見える形で見せてくれているように志摩は感じた。
 志摩は「よし」と心の中で気合を入れて雪男の顔を直視する。
「先生。この先は何が起こっても何でも了承してくれるんやろ?」
「君は何か起こす気満々だろうけど。」
 ボタンに手を掛けている志摩の手に雪男は手を重ねる。そしてそのまま雪男は力を込めて志摩の身体を押した。
「ちょっ……せんせっ。」
 きょとんとした顔のまま、志摩は長椅子ごとうわっという大袈裟な声と共に後ろに倒れこむ。志摩の体重を受け止めた板敷きの床が、これまたぼこっと大袈裟に陥没し志摩が倒れ込んだ形にくり貫かれた。それはまるで劇画に出てくるような破壊表現だった。
 慌てて体勢を整えようとした志摩が動くたび、その陥没した部分から床に亀裂が走り、段々と教室中にそれが広がっていく。床に配置されていた長椅子や長机や教壇も、その亀裂に飲み込まれていく。雪男が座っていた机の周辺を除いて、大掛かりな災害や物理的な力で破壊が進んでいくような様を雪男はぼんやりと眺めていた。
「な、なんやっ。」
 志摩はアリジゴクの巣のアリジゴクそのもののように、すり鉢状の穴の一番深くに追いやられた。
「せんせ! 別に俺はあんたに疚しいこと考えとったわけやないんや! ほら、ようあるやろ?」
「何がよくある話ですか。」
 志摩の頭上にはアリジゴクに飲まれるアリのように、机や椅子が雪崩れ込んでいこうとする。教室にある塾生の人数の割には多すぎる、一クラス分のそれらが志摩に降り注げば、志摩が無事で済むわけがない。
 しかしどんな加減なのか、机や椅子は志摩を押しつぶすことなく志摩よりさらに下の空間に吸い込まれていくだけで、志摩のところにだけ特殊な足場があるように、志摩はすり鉢状の穴の底から雪男に呼びかけていた。
「なあ先生! こんな漫画みたいな拒絶せんで欲しいわあ。」
「不条理系だとしたら君は机や椅子に潰されてジ・エンドってオチですよ。でもそうならないように何かタネがあるみたいですね。」
「潰す気やったんですか……。ああ。やっぱり保険かけといて良かったわ。」
「保険?」
「俺自身がそれやったわけやないですけど。応援というか協賛というか援護というか。」
 雪男はふむと頷いて志摩を見下ろしていた。
さっき自分の肌に触れてきた志摩の指先は、あの気安い割にはねちっこい言葉の数々とは裏腹に乾いて冷たかった。雪男に対して何かしらの恐れなりがあったことは窺い知れる。その癖、志摩の目的は自分に対して性的な行為を遂行することだったようだ。いや、別の目的があって、それに性行為がくっついてきたというほうが正しいのかもしれない。
そして今の自分を取り巻く状況。自分が志摩を拒絶した瞬間、志摩を中心に空間が崩壊した。それなのに自分はあまり動じてない。どうやら志摩を拒絶したのは自分の取るべき行動として正解だったらしい。
志摩は足場を確保するように再び雪男に近づくべく穴を登ろうとする。この空間には少しは志摩の意思も働くのか、崩れ行く床を一歩ずつ上っていくことが可能らしかった。
その光景に雪男は眉を顰めた。
「危険に対する保険にしてはサービスが行き届きすぎでしょ。」
「保険っていうか、サポートや。俺の自前の力だけじゃどうにもならんから。」
「第三者の力が働いているんですね。誰の能力かは知りませんが。」
「先生。そんなことより、せめてキスくらいええやろ!」
 ついに志摩はすり鉢状の壁を登ってもとの高さまで戻って、息切れを起こしながら対峙した雪男に叫んだ。
 雪男は少したじろいで恥らって、「無理」と口走った。
「なんでや! これは必要なことなんや! 先生の為なんや!」
「僕の為って言ってくれるのは、嬉しくないわけじゃないんだけど……」
「俺、ええかげんな奴やけど、ちゃんと責任は取るし。やり逃げなんかせえへんから。」
 雪男は服のボタンを全部丁寧にしめて机から降りる。
「ごめん。僕は君をそういうふうに見れないんだ。」
「遊びでもええんや先生ぇ。ちょっと今だけでも気持ちようなろ? 俺テクには自信あるから!」
 志摩の叫びは支離滅裂になってきていた。雪男はそれに苦笑いを浮かべている。
「遊びでも、駄目。せめて相手が勝呂君あたりだったら、もう少しだけ考えたかもしれないけど。」
「どういうことや?」
 勝呂竜士になら、雪男は志摩がやろうとすることを許してやろうと言う。勝呂になら手を出されても良いなんて、どんな論理の産物なんだろうと志摩はひたすら頭を捻った。
あの真面目な、自分を含め皆の愛する明陀の坊が、雪男の隠れた意中の相手なのだろうか。そんな素振りは一つもなかっただろうし、単純に志摩よりはマシという意味でしかないのだろうか。
「勝呂君だったら、そういう関係になれば僕にとって、彼の弱みを握れるんじゃないかと。どうせ弱みを握るなら、君より彼のほうがお得だし。」
「なんや。それは要するに打算なんか。」
 志摩はふらっと倒れそうになった。
「坊。坊か……。先生がお望みならそうしたいのはヤマヤマなんやけど。坊は、坊は最初っから弾かれとんや。この空間。いや、世界から。」
 今、雪男が置かれている尋常じゃない空間に入り込める人物には、何らかの限定条件があるらしい。勝呂竜士は残念ながら雪男個人の条件は満たせても、雪男を取り巻く世界の条件は満たせなかったようだ。
「もう一回言うけど、これは先生のためなんや。」
 雪男は目を瞑って迷っている振りをする。志摩のために逡巡する素振りを見せたあと、最初から決めていた回答を志摩に突きつける。
「駄目。」
「先生。本当に好きや。今だけでもええから、俺を見て! キスさせてえ!」
 
「それは全部嘘だろ。」
 
 雪男は今度は両手で思いっきり志摩の身体を押す。
「あ……」
 志摩の雪男への言葉は嘘と言えば全て嘘なのかもしれない。それでも嘘を吐き通してでも目的は遂行したかった。
それでも雪男が好きという言葉そのものは半ば嘘でしかないのだから、志摩に掛かった保険の効力が揺らいでしまったのだ。彼は嘘が得意と吹聴するところがあったが、嘘を本当だと言い張れない程度には正直者だった。彼の中のわずかな正直者が仇になった。そして一つの言葉が零れ落ちた。
「すんまへん。」
 それは普段の嘘吐きな彼が言ったのか、それとも人見知りな隠れた正直者な彼が言ったのか、それは雪男にはどうでもいいことだった。彼に対して関心など一つもなかったからだ。
志摩は後ろ向きのまま涙の玉をキラキラと宙に浮かせながら再び穴の底に叩き落され、徐々に姿を消していった。雪男は天井を見上げる。天井も四方の壁も原型を留めていない。パラパラと残骸が音を立てて落ちてきていた。
「あーあ……」
 雪男が疲労とも安堵ともつかない溜息をつく。
 結局、志摩が雪男に触れたのは指一本だけ。乾いて冷たかった指先。雪男が受け入れ可能な人間以外を排除する空間。そんな場所で恐怖に震えながらもエロ紳士を演じようとしたのだから、雪男は皮肉交じりにも志摩に乾いた拍手を送りたくなった。彼の年齢や経験からすればなかなかのものだった。
 だから雪男はぱちぱちと退場した役者に拍手を送った。
 
 そのときだった。
 
後ろで破裂音と共にどんと一際大きく何かが崩れた音がする。空間がその音源の力に耐え切れず衝撃と風を巻き起こした。一瞬のうちにそれらは雪男を前方に転ばせた。
 起き上がって振り向くと壁があったところから明るい太陽の光が差していた。
雪男は警戒しながらそこに歩いていくと、そこはどこかの外国のリゾート地の海辺のようだった。
 リゾート地の海辺のようだが、雪男以外に誰もいない。ツアーの集団も現地の住民も、新婚旅行らしいカップルも、リゾート地にいるはずの人間の気配がない。しかしあつらえたような白い砂浜とエメラルド色の海が眼前には広がっており、砂浜と陸続きのあちらこちらに綺麗な花やら南国植物が風に揺れていた。エメラルド色の海の沖ではこれまた銀色の魚が飛び跳ねている。そんなところがこの地上にはあるとは聞いていたが、終生見ることは無いと雪男は思っていた楽園とも呼べる場所に雪男はいた。
 そんな別天地の風景の中に一人の少女が雪男に向かって手を振っていた。
「ゆっきちゃーん!」
 雪男は面食らった。それはかつて任務先の熱海で見た水着を着たしえみの姿だった。白いフリルをあしらったスカートのようなデザイン。緩いポニーテールのような髪型。それ以上に眩し過ぎて直視出来ないような、窮屈な水着から零れてしまいそうな魅惑的な胸が一歩走るごとに揺れている。
「至れり尽くせりだな。」
 任務じゃない。見知った人間というギャラリーもいない。熱海以上の素敵な海の風景。それを凝縮したような目の前の少女・しえみ。
「しえみさん。ここは?」
「ここは南の国の島なんだよ。」
「見たまんまですね。」
 さっきの空間とうって変わった開放感溢れる眩しい空間だった。雪男はそれを意識した途端、太陽の紫外線と熱された気温に眩暈を起こした。
「雪ちゃん。」
 しえみが駆け寄って雪男を支える。柔らかな肌が雪男に押し付けられる。黒く分厚いコート越しに。雪男の姿はここでは場違いそのもので、この場で倒れてしまっても可笑しくない。
「日陰に行きましょうか。」
 雪男はよろよろとしえみに支えられながら椰子の木陰に向かう。木を背もたれ替わりに額や背中を伝う汗を気持ち悪いと感じながら座った。
「雪ちゃん。暑いの? 暑いんだったら、コート脱いだほうがよくない?」
「そうですね。コートだけでも脱がさせて貰いましょうか。」
 雪男はごそごそとコートを脱ぐ。しかし海とはいえ砂浜なのでまだ暑さを感じてしまう。
「雪ちゃん。ぱっと脱いじゃおうよ。」
 しえみはどこから取り出したのか、ガラスに水滴が滴る、見るからに冷たい飲み物を片手に持っていた。「これを飲んで」と真っ先に言わないところが、なんとなく誘導されているように雪男は感じた。しかしそれにツッコミを入れる余裕は暑さでなくしていた。
「しえみさん。それ美味しそうですね。冷たそうだし。一口貰えませんか?」
 しえみはグラスを差し出す。ただし雪男には手渡さない。雪男の口に直接傾けて飲ませていた。
「美味しい? 雪ちゃん。」
「美味しいです。」
「よかった……。じゃあもう一口。……あ。」
 しえみはガラスに浮かんだ水滴で手を滑らせたのか、グラスの中の飲み物を雪男のシャツの上に零してしまった。呆然としている雪男を尻目に、しえみはグラスを砂浜に投げ出すと雪男のシャツに手を掛けた。
「あーあ。濡れちゃった。早く脱がさないと駄目だよね。うん。あ……ズボンにも掛かってるし。どうせなら全部脱いじゃおうね。雪ちゃん。」
「え? ちょ……ちょっと待ってください。」
 躊躇する間も無くしえみは雪男のシャツに手をかけ、志摩がしたように服のボタンを外し始めた。しかもそのスピードは志摩より断然速かった。
「しえみさん。以前洋服の着付けが分からないと神木さんに尋ねに行くほどだったのに、脱がせるのは異様に速いじゃないですか。」
 しえみはきょとんと首を傾げた。
「私だって洋服着るの慣れてきたし。そこまでおかしいことじゃないんじゃない? あ。シャツは私が洗濯しておくから。」
 それもそうかなと雪男は前かがみになったしえみを無意識に凝視してしまう。失礼だし良くないことだと叱咤したくなるくらいに、しえみの胸元に視線が向かってしまう。
「雪ちゃん?」
 雪男は自分の疚しい視線が悟られたと思って気まずさに首を真横に向けた。
 しえみはシャツを雪男の上半身からはがし、にっこりと笑って、次に雪男のスラックスのベルトに手を掛けた。
「しえみさんはそれはっ。」
 流石に視線を外したままではいられなくなって雪男は、しえみの両肩を掴み自分から引き剥がす。雪男はしえみに向かってしえみの指先を拒否するように首を振る。しかしそんな雪男にしえみも首を振って応戦するかのようだった。
「駄目だよ。雪ちゃん。ズボンも濡れたって言ったじゃん。」
「いや。僕はしえみさんと違って水着もないですし。男が……いや、屋外で下着姿というのは」
「雪ちゃん。ここは南の島だから、下着どころか男の子が裸になったってなんら可笑しくないよ。」
「しえみさん。ここはヌーディストビーチなんですか?」
 しえみは考え込んだあと、そうだよと元気よく告げた。
「そうだよ。ここは裸で良かったんだよ。私、こういうとこ初めてだから、……最初だけだからと思って。水着うっかり着っぱなしだったんだ。」
 しえみは水着の肩紐をゆっくりずらし始める。堂々としている素振りの割には顔は高熱が出たように紅潮していた。
「て、いうか。ここ……雪ちゃんと私しかいない、島なんだよ。だから……。」
 しえみは水着のブラを放り投げる。しえみの胸を隠すものは、しえみ自身の小さな手の平しかなかった。もちろん隠すのには不十分すぎて、しえみの手の平で柔らかな胸の形が歪む。 
燦燦と太陽が降り注ぐ風景とは不釣りあいな姿だった。
「えっと……」
 雪男は無性にしえみを含めた誰とも知らない各方面に謝りたくなった。大人しい性格のしえみに、ここまでさせてしまった自分が罪深い。
「雪ちゃん。仲良し、しよ。」
「それってどういう意味でしょう?」
 引きつった言葉が口から出る。
「んと……、雪ちゃんは先生だから、私に教えて欲しいの。友達同士の仲良しより、もっと仲良くなれること。それって、エッチなことをすればいいんだよね?」
 雪男は熱中症とは別にくらくらした。しえみにも性的な要求をされるなんて、この世界はいったい何を雪男に成せというのだろうか。可憐で自分の衝動を抑えきれなくなるような相手を目の前に雪男は、志摩を相手にしている時より追い詰められていた。しえみはまさに雪男の虚を突く刺客だった。
「しえみさん。それは誰から教えて貰ったんですか?」
「誰からってわけじゃないよ。ていうか、そんなの常識だよ。」
 しえみは、このごろは各方面に勉強熱心なようだが、教材を間違えているように雪男は思った。しえみの言う常識はマスコミが実しやかに撒き散らしているもので、誰にでも当てはまる真理というものからは遠すぎる。
いや。それは違うかもしれない。たぶんしえみのことだから、世間に氾濫している情報からそんなことを考えているわけではないだろう。
しえみの住居を取り巻く環境は、木立や草木に住み着いている小動物や虫達が自然の営みのように交合していても可笑しくない。それを見つけたしえみに、あの母や祖母が「仲良くしているんだよ。」と微笑ましく言葉を濁していたに違いない。
「雪ちゃんともっと仲良ししたい。」
 雪男としては不思議ちゃんの内面のカラクリが分かれば、しえみに淫靡さと気まずさを感じる場所をシャットアウトするのはそれほど難しいことではなかった。
「仲良く、ですか。」
 雪男はしえみの髪に手を伸ばして、その金色の糸をさらさらと指で掬う。しえみは胸を隠したまま気持ち良さそうに目を瞑っていた。雪男はしえみに顔を近づける。
「……。どうしよ。」
 志摩はキスさせろと、やけに迫っていた。もしこの空間が志摩といた場所と似た空間だとしたら、ここでしえみを突き放せば空間もろともしえみが消滅してしまう。しかも志摩といた空間の崩壊具合からして、海辺という環境で考えられる崩壊の様相は悲惨なものだと予測出来た。荒れ狂った海がしえみを攫う。糸を引く悲鳴が想像の中で木霊する。
『しえみさんの身の安全のためにも、しえみさんの要求を叶えるしかないのかな?』
 不自然なまでの積極性を見せているから、このしえみは偽者だと思い込む思考も有りかもしれない。ところが雪男は何故かこのしえみを、第三者が、例えば悪魔か何かが作り出したまやかしとは思えない。明らかに悪魔が使いそうな戦術そのままのシチュエーションなのに。
「雪ちゃん……」
 しえみの唇が自分の名を吐き出す。
 雪男はしえみの要求に精神が先に屈した。雪男はしえみの両手首を取り、その白い胸を露にして押し倒した。
「しえみさん……。ずっと好きでした。」
「私もだよ。雪ちゃん。」
 屈託ない笑みに雪男は泣きたくなった。雪男の緩んだ拘束からしえみの手が逃れて雪男の頭を撫でる。
「しえみさん……。いいんですか?」
「雪ちゃん……。いいよぉ。」
 雪男の上半身はしえみの胸に倒れこんだ。しえみは赤ん坊をあやすように、両腕と胸で雪男の頭を包み込む。
 
『あ。こりゃやばいかも。』
 
 雪男は誰かの呟きにはっとなって周囲を窺うために上半身を起こした。
そこは太陽が燦燦と降り注ぐ海辺ではなくて、正十字学園旧男子寮六○二号室室内だった。
 再び視線を落としたら、そこにはしえみの裸体はなく、くしゃくしゃに丸められたコートとシャツと、ガラスコップが散乱していた。
「あれ?」
 上半身裸の自分。汗でべとついて気持ちが悪い。汗のべとつきと匂いとは異なる甘い匂いもする。散乱していたのは服やコップだけではなくコップに注いだジュースも撒き散らしてしまったようだ。窓の外は緑を誇る木々が夏の日差しを浴びて二酸化炭素と酸素の交換に勤しんでいた。
「ひょっとして夢だったのかな?」
 暑い戸外から帰ってきて、ジュースに飲もうとコップに注いで、ジュースを飲みながら服を脱いでいたら、熱中症ぎみになっていた身体が限界を超えて倒れてしまった。そんな状況がありありと推測出来た。
しかしながら、これは兄がやらかしそうな失敗のような気がしてならない。雪男自身がそんな失敗をしようとするだろうかと、自分が自分に首を捻らざるをえない。
しかし夢で納得してしまうほうが一番無難な思考だった。やけに性的な内容だったのは、最近マスターベーションをしていなかったし、志摩にセクハラまがいのことをつい最近言われたからだろう。あのタイプは雪男ような固そうな人間に対して性的な言動を取りそれを自分の性的な興奮に置き換える人種だと常日頃から雪男は認識していた。
「片付けなきゃ。」
 納得したなら次は証拠隠滅だった。服はジュースで汚れていた。それをまず洗濯場に持っていく。洗濯機を起動させたついでに洗濯場の用具入れから雑巾とバケツを借りてきて床を掃除する。掃除が終われば再び掃除道具を洗濯場に持っていき片付ける。洗濯機はまだ止まっていなかった。ふと鏡を見て自分が上半身裸なことを思い出す。
「服着なきゃ。」
 雪男はそそくさと部屋に帰ると、兄の燐がいた。
「雪男。って、なんで半裸?」
「汗かいて着ていたものを洗濯しに行ったら、着替えの服持って行くの忘れた。」
「あーあ。お前は俺がいなきゃ駄目だな。」
 雪男はそれにむっと蛇のような怒りが鎌首をもたげる。兄に噛み付いてやりたいが、先ほどの失態は事実なのだから言い返して変なボロは出したかった。苛立った心を誤魔化すために雪男は燐に問いかける。
「兄さんに言われたくないけどいいよ。それより今日のご飯なに?」
「ああ。もうそろそろ夕飯か。」
 燐は雪男に来いと言って厨房に向かう。夕飯の準備をしてから自分を呼べばいいのにと雪男は思いながらも兄についていく。途中でまだシャツなりを着ていないことに気がついたが、ここは兄と二人きりの寮だし今は暑い七月下旬頃なので夕飯を食べたあとの風呂のひと手間を抜かしたと思えばいいかと思った。
 兄は何故かテーブルに簡易ガスコンロを置いていた。その横には野菜。それと鍋用の魚介類。とりわけ用の小皿。コンロの上に置かれた土鍋は湯気をもうもうと暑い室内に漂わせていた。
「兄さん。我慢大会じゃないんだから。何この鍋?」
「いや。今日は寒いし。」
 え? と雪男は燐に詰め寄る。これは異常な事態なのかと雪男は今の状況を分析し始める。夏でも肌寒いと思う日もあるかもしれない。それでも兄が夏場に鍋など作ったためしはない。いきなりの思いつきだとかだとしても唐突すぎる。
よく見れば燐は厚手のトレーナーを着ていて、足元に目をやれば冬場に寒がりの兄が愛用しているふかふかのスリッパを履いていた。
「雪男こそ寒くねえのかよ?」
 兄は自分の上半身裸のままの姿を指差して心配そうにしている。
「兄さんこそ暑くないの?」
 夢から覚めたと思えばまたもここは尋常じゃない空間なのだろうか。ところが燐の言葉からの情報によって雪男の皮膚感覚にまたも変化が降りかかった。
「へ……へっくしょん!」
 見れば自分の腕や胸に鳥肌が立っていた。あれだけ暑いと感じていたのに急に寒さを感じる。何故だと雪男は冷静さを取り落としそうになる。
 雪男の頭の中の日付は七月下旬。雪男は食堂を飛び出して自分の部屋に向かう。部屋の窓から見える景色は――。
「雪が降ってる……」
 自分は暑い戸外から帰ってきたのではなかったのか。だからその暑さで熱中症になり倒れていたのではなかったのか。
「なんだよ……」
 雪男はふらふらと壁に凭れた。ふと横を見るとカレンダーは十二月。すっかり自分は寒さで小刻みに震えて裸の上半身を掻き抱いた。やはり兄の言うように冬だった。
 かちゃとドアが開き、兄が入ってくる。
「雪男。」
「兄さん……。今十二月?」
 少し震えた声で兄に問いかける。
「そうだよ。何そんなに顔青くしてるんだよ。さみいなら服着ろよ。」
 なんでもないように言う兄の声に心がざわめく。
「だって……十二月って言ったら、……」
 燐の祓魔師認定試験。
暢気に鍋など突いている場合ではないはずだ。それより何より、何でそんなに頭の中で日付が飛んでしまっているのだろう? 単なる記憶障害か? それともこれはあの夢の続きなのか? 雪男は恐る恐る燐の顔を窺う。
「今、十二月の何週?」
「クリスマスは終わったぜ。もう幾つ寝ればお正月かな。」
「それって……」
 雪男の今までの生涯で一番来て欲しくない日が前日か、今日が当日なのか、もう過ぎてしまったのか。それがあやふやで次の兄の言葉に縋りたくなる。
「兄さん。試験、どうだった?」
「ああ。あー……。まあそれなり。」
「それなりって何だよそれ。」
 兄の暢気な声が雪男を苛立たせる。気化したガソリンが一瞬で爆発するように、雪男は兄に掴みかかった。
「駄目だったんだろ! 落ちたんだろ! 言わんこっちゃねえ! そりゃあそうだよな。兄さんは筆記で稼げるわけじゃないし。任務でも勝手な行動ばっかりしてたし。多少の結果オーライはあってもとどのつまりは不安要素の塊でしかないしっ。ヴァチカン上層部への根回しはフェレス卿頼みだし。ああもうっ。」
 雪男は絶望に打ちひしがれて四つんばいで床を叩く。
「それなのに何暢気に鍋なんかやろうとしてんだよ! 最後の晩餐かよ! 馬鹿? 馬鹿なの? 兄さんは。どうして祓魔師になろうって四月に言い出したんだよ。神父さんに渡された鍵の行き先で隠遁生活してたほうが、よっぽど平穏で、安全で、長生き出来たようなもんなのに。」
 燐は四つんばいの雪男に手を差し伸べようとする。雪男はその手首を力いっぱいつかんで燐を引き倒した。
「いってぇ……。」
雪男に押し倒されて燐は苦々しく笑っていた。
「隠遁生活なんかしてたら、お前とは一緒にいられなかったかもしれないじゃないか。この八ヶ月間。」
「八ヶ月って……。僕の記憶は夏休みに入ってのところで止まってるんだよ。覚えてないんだよ!」
 燐は雪男の怒り狂った言葉に言い返すことなく穏やかに受け止めた。
「俺は覚えてる。お前はだんだんとイライラすることが増えて、喧嘩したり言い争うことも多くなっていったさ。俺は勉強も修行もお前から見れば不十分の準備不足な状態だった。それでも、出たとこ勝負でなんとかなると俺はお前に大口を叩いた。そうだよ。俺は死んでもともとだと思って、死ぬことを前提にお前の言うことを聞かずに、試験で受かろうと努力してこなかった。そういうことだよな?」
 兄にしてはしおらしい言葉だった。
「死ぬかもしれないから、もう九割がた死ぬことが確定していたから。俺はお前の言うことも聞かずに任務でも出しゃばってやりたい放題だった。なあ、雪男。中学までの俺は誰にも認められない一人きりだったから、悪魔を倒して皆を守れる青い炎の力に溺れていたようにお前には見えたんだろうな。」
 兄は手を伸ばして雪男の頬に触れる。まだかみ締めた口元が引きつっていた。それを解かそうとでもするように兄の手が雪男の頬を滑る。
「そうだよ。兄さんは自己満足の自己中野郎だよ。」
「そうだよな。どうせ死ぬんだったら出来ることは全部して死にたいと、思わなかったとは言わない。お前の気持ちも知らずに。俺は目先の希望に浮かれてたんだ。」
 燐は泣き笑いだった。今更自分の愚かさを知ったところで、弟の本音を聞いたところで今までの過去はどうにもならない。
「俺はお前に嫌われて、いや、見捨てられても可笑しくない兄ちゃんで」
「またそういう自己満足な結論を出す!」
 そんなことを言いながら、ただ単に燐が自分の思い通りにならなかったことに腹を立て続けた自分のことも雪男は分かっていた。
「死んだら全部終わりなの? そうじゃないだろっ。兄さんが死にたくないなら僕だって兄さんのために動くよ。」
「それって、お前が今まで頑張ってきたことを全部駄目にしちゃいかねないだろ? お前の居場所をなくしちゃうかもしれなかっただろ。」
「だから時間が欲しかったんだよ。半年が駄目なら一年に。」
 燐は先ほどの穏やかさとは裏腹の表情を見せた。
「雪男。それって……」
 燐に肩をを掴まれて雪男は押し黙る。燐の顔から少し血の気が引いていた。雪男はそんな燐に告げる。
「なんでもない。」
「なんでもないこと、ないだろ。お前は賢いけどメフィストみたいなズルが出来るやつじゃない。」
「それは分かってる。出来なかった結果が今、なんだから。」
 現在十二月四週目。雪男はその日付を恨んだ。夏を過ぎたころから雪男は頭の中から日々の日付を消し去りたくて仕方なかった。日本という土地でひしひしと感じる季節の移り変わりでさえも呪った。
 雪男は燐の頬に触れて額をくっつけ合う。燐の表情はまたも穏やかになった。
「雪男。俺は最後にお前に謝りたかったのかもしれない。決定的な結果が出る前に。」
「え? まだ試験受けてないの?」
 雪男は驚きながらも嬉しさが隠せないように安堵の溜息をついた。
「弟のお前が大変なことになってるからな。試験はその後だ。」
「僕がどう大変だって?」
 そう言いながら雪男は自分に降りかかった奇妙な体験を思い出す。
「もしかして、僕が今は夏だって思い込んでたことと関係ある?」
「雪男。お前は今、ある悪魔の魔障に罹ってる。それでお前は夢の中っていうのかな、そういう所に閉じ込められている。」
 燐は誰かからの受け売りの言葉をそのままトレースしたかのように雪男に説明を始めた。
「お前が閉じ込められたのはお前の精神世界ってやつかな。そこに入り込めたのが志摩としえみ、それに俺だ。お前に魔障をかけた悪魔を日本本部の祓魔師たちが捕獲して、その力をお前を現実世界にサルベージする為に遣っている。魔法円やら詠唱やら医工騎士の処置とか俺にはよく分からないけど、そんなシステムを利用して入り込めた人間がある程度自由に動けるように設定されてる。その手助けでなんとかお前の夢の中に俺が入り込めた。どうやらあまり真っ当な神経の人間は他人の夢の中には入れないらしいんだ。だから、勝呂や子猫丸は表層で弾かれた。結局入り込めたのは俺たち三人だけだったんだ。」
 雪男は頭を抱えて声を出して笑っている。
「は、ははは……。それならそうだと言ってよ。兄さんの説明の割には分かりやすいほうだったし。色々と合点がいくよ。今までの夢中夢もどきの世界が。」
「す、すまん。」
「志摩君もキスさせろとか、しえみさんだって水着で色仕掛けなんて、わけわかんないことしなくたって良かったんだ。そんなことしなくたって、僕は……いや、意外と意固地になって夢の中に立て篭もったかもしれないな。」
 雪男は燐に聞こえないように「僕も大概困った弟だな」と呟いて立ち上がる。
「兄さん。帰ろうか。」
「雪男。その前に、」
 燐は雪男の後を追うように立ち上がると雪男の前に立つ。
「説明し忘れたんだけど、現実世界に戻る手続きでお前にしなきゃいけないことがあるんだ。」
「それって……えーと……。」
 今までの体験から雪男はそれが予測出来た。
「兄さんにだったら、いいよ。」
燐は背伸びをして雪男の唇にキスをした。



中編につづく



拍手[2回]

PR

☆ss「super scription of date」中編 燐雪R18 | HOME | ☆ss「Esperanza after-青と金-」金造&青

-Comment-

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

フリーエリア

最新コメント

[08/16 木音]
[07/16 木音]
[07/09 木音]
[06/06 さくむ]
[06/04 ニルグス]

最新トラックバック

プロフィール

HN:
柴仲達
性別:
女性
職業:
会社員
趣味:
読書、二次創作
自己紹介:
忍たまで「幸福雑音」というサークルで、大阪のイベントに出没しています。
絵描きの竹さんと字書きの柴の二人サークルです。
柴はツイッターもしています。http://twitter.com/#!/hitsugi12

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

忍者アド

忍者アド

フリーエリア


忍者ブログ [PR]
template by repe